東北関東における地震及びその後の津波にて被災された皆様に
お見舞い申し上げます。
また、不幸にして亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。
現在も行方の分からない方々が一刻も早く発見されます事を願うばかりです。

私は九州におりますので被害を受ける事はありませんが関東に親戚と数名の
友人がおりまして心配しましたが幸い親戚のいる地方ではさしたる被害はない
との情報、また友人についてはみな連絡が取れて無事を確認出来ました。

私自身は資材の調達困難という形で地震の影響がこちらにもじわじわと
出てきております。インフラに関わる資材はこれから被災地域に重点的に
配分されるためこちらの市場への分配は相当減るという連絡が来ました。
仕事に支障が出る事は間違いないですが被災地域の復興のためと言う事で
あればやりくりして協力する必要があります。

原子力発電所が危機的な状況となってますが東京電力はこの期に及んで
まだ会社の体裁を気にするような対応をしてることが残念でなりません。
持ってる情報は確認された物からどんどん公開し、安全確保に全力を
尽くす事が肝要です。現場の最前線にいるスタッフは命がけで作業してる
はずです。にもかかわらず記者会見で「大きな音と白煙」とか・・爆発って
なぜ言わないのでしょう。こういう対応が結局会社の信頼を失うと未だに
気がつかないのでしょうか。

原発の事故は世界中に波及します。そんな危険な物を、危険と分かっていて、
なんとか制御しながらでも使っていかなければ現在のエネルギーを賄えない
状況である以上、その安全を託された電力会社は多くの命を預かっていると
いう自覚と責任を持たなければなりません。それなのに行動が遅すぎます。
発電機が故障してポンプが回せないならどうしてすぐにでも他方から電力を
供給する行動を取らなかったのでしょう。事故から一週間経ってやっと近く
の送電線から電気を引く準備を始めたとか何とか・・

日頃から安全を過信して思考が停止してたとしか思えません。「想定を超
える」規模の地震と津波・・想定は設計上当然必要で、経済面からの妥協も
もちろんあるでしょう。でも「想定」に対しては「これで安全」ではなく
「ここまでしか安全を確保出来ない」と考えなければなりません。もし設計
の前提を超えるような事態が起こった時のシミュレーションをやってなかっ
たとしたら自分たちが扱ってる物が何なのかという自覚があったのかという
話になります。

各電力会社の方と関係省庁のえらい人に問いたいです。「事故があった時、
世界の安全を確保するために自分の命をかける覚悟がありますか?」と。

命を張る覚悟がないなら原発なんてやめてしまえ。

念のため・・私は原発の使用については消極的に賛成してます。

長くなったのでこの辺で・・